相関!・・資産インフレの潮流を読み解く                    

 東京都心の不動産価格高騰を想起させる記事がありました。

家計の金融資産2239兆円、過去最高 25年6月末 – 日本経済新聞

上記は資金循環統計でしたので経済活動に直接影響する通貨供給量をみますと、

2025年8月の速報で1,271円(M2)です。

Money Stock (Preliminary Figures for August 2025)

ちなみに前回バブルと言われた2007年の年次平均が719兆円(M2)でした。

金融(1/1) – 内閣府

年次平均と月次速報なので単純比較は少し荒っぽいですが2025年/2007年は1.76倍となっていますね。

参考までに2025年7月東証時価総額が1,041兆円。

2007年7月東証時価総額555兆円。

こちらも1.87倍となっています。

historical-jika.xlsx

不動産価格の2025年/2007年が気になりますね。

弊社事務所近くで2007年と比較可能(同一地点)な公示価格を調べますと、

2025年

港5-19(商業地・元赤坂1丁目):9,917千円/坪

2007年

港5-19(商業地・元赤坂1丁目):6,876千円/坪

こちらも1.44倍となっています。

参考までに公示価格で話題となる中央5-22(商業地・銀座4丁目)は

2025年:2億/坪

2007年:1.01億/坪

と1.97倍ですね!

マネーの供給量と相関で資産インフレとなっているのがうっすら分かりますね。

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