相関!?続編2・・「整合しているバブル”という不思議」   相関で読み解く、上昇の裏にある静かな分かれ道。

 10月28日のブログで日経平均5万円に関して取り上げましたが、諸種データの相関バランスが崩れ始めていると思われる記事がありました。

紐解いてみますと、

日経平均は27日に5万円、9月18日に4万5000円の大台を突破したばかりだ。直近で4万円台を回復した6月27日も含めた期間の値動きを構成銘柄の寄与額で分解した。4万5000円以降の上げのうちアドバンテストの寄与は34%。SBGと東京エレクトロンをあわせた3銘柄では76%に達する。

4万〜4万5000円までをみると3銘柄の寄与は51%。集中が一段と加速する。25年の上昇幅(1万1413円)では7割にあたる8100円分を3銘柄で押し上げていることになる。上昇が一部銘柄に偏ることへの警戒感が出ている。 

日経平均株価5万1000円台、アドテスト・SBG・東エレクで今年の上げ7割 – 日本経済新聞

9月30日のブログで東証時価総額2025年7月/2007年7月対比が1.87倍になっており、その他の経済指標上昇も近似倍率ということを取り上げました。

参考までに7月末の日経平均株価は約4万1000円でした。

ところが10月で5万円突破ですから僅か3カ月間で20%近い上昇となりますね。

特に9月中旬以降4万5000円からの上昇が、AIブームを牽引する3銘柄の上昇で8割近く寄与しているというのは驚きですね。

急ピッチな上昇の為直近での東証時価総額対比ですが、

2025年10月/2007年7月:1,168兆円/555兆円≒2.10倍

と9月30日ブログでの対比1.87倍から12%上昇しています。

これまで取り上げた各指標比較と乖離が始まっているような気がしますね。

(銀座の公示価対比に近くなっていますね)

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