時の移ろい

 弊社近くの赤坂一ツ木通りを歩いておりますと、確か最近お店を閉店された書店の前にスマホで撮影をする人だかりが、、

よく見ますとサザエさんを描いたシャッターが!

なんとなく微笑ましいですね。

紐解いてみますと、

香川県出身の故・西家金五郎さんが1911(明治44年)に創業した同店。赤坂で働く芸者のブロマイド販売店として開いた。約90年前に書店に業態変更して以来、地元密着型の書店として営業を続けてきたが、電子化が進み業界自体が厳しくなる中で、昨年流行した新型コロナウイルスが追い打ちとなり今年3月に閉店した。店頭のシャッターにはアニメで知られる「サザエさん」のイラストが描かれていた。かつて、街の人々はよく目にしたが、45年前からは閉店時間を過ぎてもシャッターを閉めることはなく、イラストは長らく人目に触れられることはなかった。今回、閉店後の店舗解体に伴いシャッターを下ろしたことで、45年ぶりにイラストが日の目を見ることになった。

45年の間一日の閉店時間を過ぎても閉められることが無かったシャッターが、コロナ禍による一つの時(店の閉店)の終了した後に閉められるというのは少し切ない気もしますね。

折しも今日のニュースで、全対象者へのワクチン接種が9月までに供給の目途がたったとのこと。

来年以降と考えられるafterコロナのニューノーマルは、時の移ろいを一層加速させるのでしょうか。

 

 

関連記事

PAGE TOP