土地の「古」と「今」 -不動前という歴史風景を歩く-

 東急電鉄目黒線「不動前駅」に不動産の調査で参りました。

今回の対象物件の所在地は小山一丁目です。

江戸時代、この周辺は桐ヶ谷村や戸越村に属し、落語『目黒のさんま』にも描かれるように、将軍が鷹狩を行う江戸の郊外でした。

また、この地には霊源寺があり、その境内には荼毘所(火葬施設)が設けられていました。この荼毘所が近代の桐ヶ谷火葬場へとつながり、現在の桐ヶ谷斎場へ発展していったとされています。

霊源寺 (品川区) – Wikipedia

設立前の歴史

不動前と聞くと、多くの方は目黒不動尊を思い浮かべるかもしれません。

目黒不動尊は古くから人々の信仰を集め、現在でも多くの参拝者が訪れる、この地域を代表する歴史資産です。

さらに周辺へ目を向けると、

  • 武蔵小山には活気あるパルム商店街
  • 戸越には全国的にも有名な戸越銀座商店街
  • そして桐ヶ谷斎場

と、それぞれ異なる役割を持つ街並みが隣り合っています。

信仰の場があり、日々の暮らしを支える商店街があり、人生の最期を見送る場所がある。

わずか数キロ圏内に、人の一生に寄り添う風景が混在していることに、この街ならではの奥深さを感じました。

不動産調査では、建物や土地だけを見るのではなく、その土地が歩んできた歴史や文化にも目を向けることで、新たな発見があります。

土地には、それぞれ積み重ねられてきた「物語」がある。

そんなことを改めて感じた、不動前での一日でした。

 

 

 

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